加盟店様とともにサバサバへ出展
今年で第41回を迎えたダルエスサラーム・インターナショナルトレードフェア(通称サバサバ)が、アフリカのタンザニア、ダルエスサラーム市内で、2017年7月1日から8日まで開催されました。(実際は会期中に5日間の延長が発表されました)。
会期中は約20万人が訪れ、特に土日と7月7日の祝日には多くの来場者で賑わいました。
来場者は1日3,000シリング(約150円)の入場料を支払い入場することができ、ビジネスの提携先や仕入先を探しているビジネスマンはもちろんのこと、子供連れの家族や若者など、ビジネスに直接関係ない人々の来場も多くみられました。
カーディールページは、2013年にJICAタンザニア事務所とジェトロナイロビ事務所が協同でスタートした「ジャパンパビリオン」の参加企業として出展し、加盟店様からは、株式会社富商様、株式会社アガスタ様にご参加いただきました。
ジャパンパビリオンには15社の日本企業が出展し、場所もサバサバ会場入口付近の目立つ場所の為、当社はご協力いただいた加盟店様と共に、多くの来訪者に自社運営サイトCardealPage.comプロモーションを行うことができました。
またタンザニアのジョン・マグフリ大統領もジャパンパビリオンを訪れ、日本発のサービスに関心を寄せておりました。
タンザニアマーケット
タンザニアは人口5,300万人、国土は日本の約2.5倍の94.5万k㎡の国です。人口増加率は2.7%と高く、政情は比較的安定しており、年率7%の高い経済成長率をつづけています。公用語はスワヒリ語と英語ですが、英語を話せない人の割合が比較的高く感じられました。
タンザニア向けの輸出車両は、CardealPage上での販売ランキング上位でもあるイスト、タウンエースノア、RAV4、ハリアー、ランドクルーザープラドなどを中心としたトヨタ車の需要が多く、またシビリアン、キャリートラックなどの引き合いも多くありました。
現地の輸入関税は、傾向として10年落ちの2007年の車両が最も安く、年式が古くなると関税が上がっていきます。また年式が新しくなるにつれても同様に高くなる場合がある上、車両価格も高くなるので、多くの人々は2007年車両を探していることが多いです。
またタンザニアの人々は、東アフリカの国々と比較し、英語を話せる人の割合が低く感じられる為、タンザニアに販売するにためには、スワヒリ語で商談した方が好ましいです。ゆえにカーディールページにも、スワヒリ語を話せる営業スタッフが常駐しております。
中古車はダルエスサラーム港からタンザニア国内に輸入されるものに加え、近隣のZambia、Malawi、Zimbabwe等に輸出されて行くものもありますが、2015年以来、ダルエスサラーム港を通過し他国に輸出されて行く中古車にも付加価値税が課税されるようになっていました。
しかし2017年7月よりその付加価値税が撤廃されるとアナウンスされたため、今後、タンザニア通過車両に対する現地のコストが下がり、輸出台数が増加することが期待されています。
このように、東アフリカ有数のダルエスサラーム港を有し、経済成長率も高く政情も安定しているタンザニアは、今後もアフリカ向け中古車輸出の主要国であり続けることが予測されており、サバサバの様なイベントを通じて、継続的にブランドをアピールし続ける必要性を改めて感じる機会となりました。