正しくは、初年度登録から9年以内(3,000kg以上の商用車は11年以内)の中古車のみ輸入可能です。
お間違いの無いようご注意ください。
なお、本文中には修正前の情報を前提とした内容が含まれております。あらかじめご了承ください。
この度、2019年4月1日以降にバハマに到着するすべての中古車は、EAA検査の合格が必須となります。
バハマ向けEAA検査と輸入規制の概要
検査機関 :EAA COMPANY LIMITED
検査開始日:2019年3月1日
年式規制 :初年度登録から10年9年以内(3,000kg以上の商用車は12年11年以内)
ハンドル規制:左右問わず
放射線検査:日本・UAEからの輸出車両は放射線検査に合格する事が必須
検査基準 :基本的にタンザニア・ウガンダ検査と同じ
バハマ向けEAA検査の詳細はこちら
EAA社からの通知文はこちら
検査料金
検査料:19,000円/台 (税込・政府基準局管理料込)
内訳:検査料金:16,600円(税込)+BBSQ管理手数料:2,400円(非課税)
※軽・小型~大型車均一料金
※検査終了後「検査証明書類」が送付されます
バハマへの輸出台数
日本からバハマへの輸出台数は年々増加傾向で、2017年の実績は6,616台でした。
輸出年 | 台数 |
---|---|
2009年 | 2,284 |
2010年 | 3,173 |
2011年 | 3,516 |
2012年 | 3,035 |
2013年 | 2,954 |
2014年 | 3,809 |
2015年 | 6,527 |
2016年 | 5,654 |
2017年 | 6,616 |
年間6,616台輸出されていると言われてもピンとこないと思いますが、輸出先国としては中堅になります。
比較のために、他の国には何台くらい輸出されているのか、同じ2017年の実績をみてみましょう。
順位 | 国名 | 2017年計 |
---|---|---|
1 | UAE | 144,326 |
2 | NEW ZEALAND | 135,238 |
3 | Myanmar | 100,146 |
4 | CHILE | 91,462 |
5 | Pakistan | 87,093 |
6 | KENYA | 73,872 |
7 | SOUTH AFRICA | 71,625 |
8 | RUSSIA | 68,778 |
9 | Tanzania | 47,589 |
10 | Mongolia | 41,575 |
11 | PHILIPPINE | 40,818 |
12 | SLILANKA | 37,926 |
13 | JAMAICA | 33,008 |
14 | BANGLADESH | 31,523 |
15 | Uganda | 26,922 |
16 | MALYSIA | 18,999 |
17 | Georgia | 18,111 |
18 | SINGAPORE | 12,889 |
19 | CYPLUS | 11,407 |
20 | AFGANISTAN | 10,816 |
21 | Mozambique | 10,253 |
22 | Botswana | 9,801 |
23 | IRAN | 9,569 |
24 | TRINIDAD | 8,586 |
25 | Thailand | 8,031 |
26 | Mauritius | 7,921 |
27 | SRINUM | 7,888 |
28 | Zambia | 7,325 |
29 | Bahamas | 6,616 |
30 | United Kingdom | 6,395 |
あわせて、具体的に、どんな車が売れているのか、カーディールページの実績を元にみてみると、
年式帯
初年度登録から10年以内ですので、10年ギリギリの車両が一番多く輸出されています。
メーカー別
バハマは、トヨタ以外のメーカーも比較的多く販売される貴重なマーケットです。
メーカー別の上位5メーカーの割合は、下記の通りです。
順位 | メーカー | 割合 |
---|---|---|
1 | NISSAN | 48.1% |
2 | TOYOTA | 17.3% |
3 | HONDA | 15.4% |
4 | MAZDA | 7.7% |
5 | ISUZU | 3.8% |
車種例
トヨタ以外の販売割合が多い国ですので、その中でもどんな車が売れるのかのイメージをみてみましょう。
CUBE
PASSO
INSPIRE
BLUEBIRD SYLPHY
INSIGHT
NOTE
AIRWAVE
タイプ別の上位5タイプの割合は
タイプ | 割合 |
---|---|
Compact Hatchback | 42.3% |
Sedan | 21.2% |
SUV / Jeep | 13.5% |
Van | 9.6% |
Truck | 5.8% |
コンパクト系の車が多くなっていますね。
また、他の国と傾向が違うポイントは、同車種では排気量が高めのモデル(型式)が売れている傾向にあることです。
この様に、バハマを攻略するには、輸出されている車両の特徴を掴むことが必要ですよね。
今回のバハマは、先日のパプアニューギニアの様に年式規制が大きく変更されるわけではありませんので、検査が義務化される事で若干売りづらくなるかもしれないものの、致命的な打撃にはならないと思われます。
カーディールページでは、バハマ向けの船賃設定は必須となっております。
是非この機会に、アフリカ以外の有力販売国として、在庫車両の見直しや船賃設定の見直しをしてみてはいかがでしょうか。